MP3エンコードによる音質の低下の検証2007年06月28日 23:24

せっかくFFTがあり、最近はMP3のエンコーダーも無料でいいものがあるので、比較してみようということでWAVファイルを一つ用意して、
WAV、MP3(160kbps)、MP3(40kbps)に変換してそれぞれ途中のあるタイミング(スタートから81.0~81.1秒)に切り出してFFTをかけました。

それを比較したのがグラフになるのですが、なかなか興味深いものです。
WAVがオリジナルなのですが、それと比較すると160kbpsは一番上の高音が少し欠落していますがその他はだいたい同じようです。

さらに40kbpsにするとmp3の仕様なのか、サンプリング周波数自体が1/4に下がっています、が、それ以下の部分はほぼ再現されています。

もしかするとエンコーディングに失敗しているかもしれませんが、結果的に言うとmp3は再現性はなかなかいいものの、データ量をケチると高音から順番に情報を欠落させるようです。

コメント

_ JIN ― 2007年07月01日 20:38

単純なwavデータ(PCM)だと、以下の関係が成り立ちます。
 サンプリング周波数 = 一秒あたりのサンプル数 = 一秒あたりのビット数(bps) / 一サンプルあたりのビット数
mp3の圧縮アルゴリズムが変わらない場合、サンプリング周波数がbpsの値に比例するのは合理的な結果だと思われます。

mp3は人間の聴覚の特性に基づいて、例えば大きな音の直後の小さい音は省略するなどの処理を行っているらしいので、そういうものがわかりやすく表現できれば面白いかもしれません。

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