Ver1.3以降での対応OSについて2006年06月02日 23:29

現在公開準備を進めておりますVer.1.30についてですが、
以前のバージョンでは対応していましたWindows98とMeについては限定的な対応となります。
基本的に動作確認できるPCが周囲になくなったことが一番大きな原因です。
今後はサポート外となりますが、もしも98への対応が必要な方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただければ対応できるかもしれません。
よろしくお願いします

RH1 FFT の動作環境2006年06月02日 23:45

RH1 FFT が動作するには、DirectX が必要です。
このことは readme.txt にもヘルプにも載っているのですが、それを読まずにとりあえず実行して、起動せずにあきらめるというパターンがないとは言い切れませんね。

起動時に DirectX をチェックして、なければ警告を出すという方法も考えられますが、そこまでやる必要があるものかどうか。
DirectX を使わずに済ませることもできなくはないのですが、今からそれをやるのも大変です。

急ぐ必要はないと思いますが、暇があれば考えてみることにします。

RH1FFT V1.30公開2006年06月03日 22:08

本日 RH1FFTの最新バージョン1.30を公開しました。
以前から、ブログにて新機能の紹介がありましたが、ようやく公開にいたしました。
予定していたブログの内容のヘルプへの反映が間に合わなかったので、これはHPに反映しながら次回バージョンアップにできるだけ多く反映しようと思います。

RH1 FFT V1.30 報告2006年06月05日 22:15

すでにアナウンスされているとおり、V1.30 が公開されました。
V1.20 -> V1.30 の変更点の詳細は以下のとおりです (V1.21 の変更も含む)。

- フラットトップ窓追加
- チャープ波作成 (線形/指数)
- オプションの設定内容の保存/読み込み
- カーソル表示中の設定変更が周波数グラフに反映されないバグ修正
- ファイル保存時にファイル名が空白ならタブ名をデフォルトにする
- キャプチャー画面のちらつき防止
- 録音データ一覧 (タブの並び替え、タブ名の変更)
- [正弦波作成], [録音データ加工] でダイアログ位置、リストカラム幅を保存/復元
- 録音データクリア時に時間グラフウィンドウを更新していなかったバグフィクス
- ステータスバーの表示項目修正
- サンプリングレート追加/削除
- 自己相関関数、相互相関関数
- 32/64 bits IEEE float 対応
- UFF インポートで 32 bits IEEE Float に変換する
- 時間グラフ/周波数グラフ/ソノグラフの最大値を変更
- 録音データ加工で正規化しないオプション追加
- 正弦波作成、録音データ加工のデフォルトデータ名変更
- 正弦波作成で WavEdit.exe を使わず直接作成
- 録音上限時間を越えたら録音を止めるオプション追加
- メニュー構成変更 ([表示] メニュー)
- グラフの表示範囲 (縦軸) の個別設定
- [録音データ加工] のフィルターの高速化 (FFT 使用)
- [録音データ加工] のフィルター次数、上側カットオフ周波数の最大値変更
- メモリ管理その他の細かい高速化
- 対数目盛り時にグラフを拡大したときの目盛り線描画改良
- 最小化した状態で終了すると次回起動時にダイアログ位置がおかしくなるバグフィクス
- モードレスダイアログ表示切り換え時にフォーカスを当てるように修正
- 実行ファイルサイズ減少 (関数単位のリンク)
- システムフォントサイズ変更時のダイアログサイズ修正

以前に V1.30 として予告していたもの
 http://cessna373.asablo.jp/blog/2006/01/27/228313
とはずいぶん違っていますね。
まあ予告はこんなものです。
V1.40 の予告もいずれしますが、この程度のものだと思っていてください。

RH1 FFT のソースファイルの規模 (V1.30)2006年06月07日 22:55

以前に書いたソースファイルの規模
 http://cessna373.asablo.jp/blog/2006/04/19/333944
を更新しておきます。

V1.30 : ファイル数 218, ステップ数 41,838

このペースに従うと次は 45,000 ステップ程度になりそうですが、それにこだわるつもりはありません。
ある程度の区切りがついたら公開します。

V1.40 予告2006年06月09日 23:17

繰り返しますが、予告というほど実現性はありません。
現在の TODO リストには以下のようなものが入っています。

- 解析間隔と窓倍率ではなく、ライン数とオーバーラップ率でパラメータ指定
- ピーク周波数表示
- マクロ、プラグイン
- メタ情報ファイル
- 周波数別閾値オーバー警告
- レベルメーターの max を時定数に従って減衰させる
- レベルメーターの(減衰した) max が閾値以下になったら録音停止
- 録音データ加工でフィルター入力時に周波数グラフにカーソル表示
- 録音を複数回繰り返してファイル名を付けてまとめて保存
- 複数の録音データを比較して平均化、コヒーレンス計算して信頼性算出
- 周波数グラフの背景に別データのものを表示
- 平均値フィルター
- オクターブ解析、バンド別倍率
- Wavelet 変換
- 周波数別歪み表示 (with 相関関数による位置あわせ)
- 再生と録音を同時に行ってひずみや遅れを計測

あと TODO というわけではありませんが、以下のものはやりたいと考えています。
- ダイアログアイテムのツールヘルプ(項目のヘルプをツールチップで出す)

一応優先度順に並べていますが、優先度を上げて欲しいもの、あるいはこれら以外にも TODO リストに入れて欲しいものがあればお知らせください。
といっても、実現できるかどうかは分かりません。あまり期待せずにお待ちください。

対応 OS2006年06月11日 22:51

対応 OS についての話が出ましたが、
 http://cessna373.asablo.jp/blog/2006/06/02/390663
それについての雑談です。

Windows には 9x 系と NT 系があります。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows#Windows.E3.81.AE.E7.A8.AE.E9.A1.9E
今後は NT 系のみサポートしていく予定である、というのが上の対応 OS の話です。
(ただ NT 系といっても元祖の NT ではおそらく動きません)

RH1 FFT は 9x 系でもそこそこ動きますが、GUI 周りで少し問題があるようです。
ただしメインの FFT ルーチンには影響はないので、出力した FFT データなどは問題ないはずです。

さて NT 系に絞るとなると、Unicode 専用にするという選択肢もあります。
Unicode というのは、、、という話は止めておきますが、結果だけ言うと 9x 系では確実に動かなくなって、NT 系ではほんの少しだけスピードアップします。
実際 Unicode 専用版も作ってみましたが、違いはまったく体感できませんでした。あまりいいことなさそうなので当面は見送ります。

9x 系/NT 系というのとは別に、64 bit 対応という話題もあります。
こちらは将来のことを考えても対応しておきたいところですが、やはり環境がないため当分は見送らざるを得ません。
いらなくなった 64 bit マシンを提供してくれるという奇特な方がいらっしゃれば歓迎します。 :-)

ブログの内容のヘルプファイルへの反映2006年06月12日 12:48

ブログの内容も充実してきましたので、特に参考になる部分についてはヘルプファイルに反映していきます。
ただし、使用しているソフトの関係で効率的に作業ができていませんので、少しづつやっていくことになると思います。
特にこの辺をわかりやすくしてほしい、等のリクエストがありましたら優先させていただきますので、連絡お願いします

時間グラフの範囲選択の効果2006年06月14日 22:17

時間グラフでは、範囲選択をして一部分を拡大することができます。
またカーソルで選択すると、カーソル選択部分のみが FFT の解析対象となります。

つまりデータの範囲には以下の三つが存在することになります。
 1. データ全体
 2. 時間グラフで表示されている範囲
 3. カーソルの選択範囲

この中でメインとなるのは 2 の範囲です。
ファイルの保存、カーソル非選択時の FFT 解析、録音データ加工、相関関数などは、すべて 2 の範囲を対象として行われます。
特にファイルの保存時には表示範囲にご注意ください。

周波数データの保存は少し変わっています。
 - カーソル選択時はその範囲 (上記 3) が、カーソル非選択時は時間グラフの表示範囲 (上記 2) が解析対象となる。
  (ここまでは周波数グラフに表示されているものと同じ)
 - 周波数グラフの表示範囲には関係なく、全周波数領域が保存対象となる。
  (この点が周波数グラフに表示されているものと異なる)
このようになっているのは、保存されるデータが csv 形式のテキストファイルであるため、後からいくらでも自由に切り出せると考えたからです。
しかしよく考えると表示範囲のみ保存対象にしても良かったかもしれません。希望があればお知らせください。

使いやすさについて2006年06月15日 12:47

より使いやすいソフトにするための一つのアイデアとしてウィザード形式で設定をできるようにしようかと考えています。

例えば、音声を解析する場合、音楽を解析する場合、オーディオの調整を行いたい場合、UFFで振動のデータを解析する場合で、グラフの表示方法やデータブロックの大きさ、オーバーラップ率などをアバウトに設定すると、あまり詳しくない方でも解析ができるようになると思います。
また、CSVの出力についても、大きすぎるファイルを作ってしまったりすることがあるので、分かりやすく必要な作業ができるようにしたいと思っています。

もしも、定型作業などで組み込んでほしい設定などありましたら、連絡いただけると検討させていただきます。