MP3とWAVの比較について ― 2007年07月04日 22:46
前回の記事でWAVと比較してMP3は十分にデータが大きければ
差は少ないということを書いたのですが、
では時間領域でどのくらい差があるのかとそのまま引き算してみましたが、
以外にもほとんど打ち消しあいませんでした。
正確に言うと引き算したものを、FFTすると、
低周波成分はかなり消えていますが、高周波では全く消えていません。
そこで、原因は2つの音声の時間的なずれではないかと考えてみた
ところ、相互相関関数をRH1FFTでとったところ0.0007秒ずれているようでした。
おそらくこれが原因のようです。
差は少ないということを書いたのですが、
では時間領域でどのくらい差があるのかとそのまま引き算してみましたが、
以外にもほとんど打ち消しあいませんでした。
正確に言うと引き算したものを、FFTすると、
低周波成分はかなり消えていますが、高周波では全く消えていません。
そこで、原因は2つの音声の時間的なずれではないかと考えてみた
ところ、相互相関関数をRH1FFTでとったところ0.0007秒ずれているようでした。
おそらくこれが原因のようです。
RH1FFT V2.30 予告(2) ― 2007年07月07日 20:54
次バージョンでの変更予定について、
http://cessna373.asablo.jp/blog/2007/05/22/1524318
に以下の項目を追加します。
1. メインダイアログの表示モード (最大化/最小化) の保存/復元
2. リアルタイムページの周波数範囲の保存/復元
3. ウィンドウの大きさに従ってグリッドの細かさを変更
1 は、ウィンドウを最大化した状態で終了したら、次回起動時に最大化された状態になるというものです。
2 は、起動時の周波数グラフの表示範囲を、前回表示していたものに復元するというものです。
ただし復元されるのは [リアルタイム] ページの表示範囲だけです。
3 は、
http://cessna373.asablo.jp/blog/2007/05/06/1488711
のコメント欄で要望があったグリッド線の表示について対応しようとしたものです。
1, 2, 5, 10,... はやはり少し抵抗があるため、ウィンドウが大きいときには 1, 2, 3, 4, 5,... とすべて表示するようにしました。
ウィンドウを小さくすると、線が重なって表示がつぶれてしまうのを避けるため、今まで同様 1, 5, 10,... というふうに間引いて表示します。
これについてはまだ試行段階なので、今後仕様が変わる可能性もあります。
http://cessna373.asablo.jp/blog/2007/05/22/1524318
に以下の項目を追加します。
1. メインダイアログの表示モード (最大化/最小化) の保存/復元
2. リアルタイムページの周波数範囲の保存/復元
3. ウィンドウの大きさに従ってグリッドの細かさを変更
1 は、ウィンドウを最大化した状態で終了したら、次回起動時に最大化された状態になるというものです。
2 は、起動時の周波数グラフの表示範囲を、前回表示していたものに復元するというものです。
ただし復元されるのは [リアルタイム] ページの表示範囲だけです。
3 は、
http://cessna373.asablo.jp/blog/2007/05/06/1488711
のコメント欄で要望があったグリッド線の表示について対応しようとしたものです。
1, 2, 5, 10,... はやはり少し抵抗があるため、ウィンドウが大きいときには 1, 2, 3, 4, 5,... とすべて表示するようにしました。
ウィンドウを小さくすると、線が重なって表示がつぶれてしまうのを避けるため、今まで同様 1, 5, 10,... というふうに間引いて表示します。
これについてはまだ試行段階なので、今後仕様が変わる可能性もあります。
ノイズキャンセリングヘッドホン ― 2007年07月08日 00:53
最近は日本でもノイズキャンセリングヘッドホンが一般的になってきました。
以前はBOSEのQuietComfortシリーズしかなかったのですが、SONY等がラインナップを充実させてきて、手が届き安い価格になってきました。
私は新幹線の中で任天堂DSの英語漬けをやるためにアメリカから通販で購入しましたが非常に有効です。ノイズキャンセリングでなければすごく大きくしないと聞き取れない場合でも、小さな音でいいので、周囲への音漏れを気にしたり、聴力への障害の恐れもあまりないのではと思います。(他の機種はわかりませんが)おすすめの機能です。
しかし、購入するときに思ったのはマイクを中に仕込んであって、外部の音を打ち消すという方法では当然リアルタイム処理といえど最低180位相遅れでしかできないので、音声等ではあまりうまく打ち消せないので、新幹線や飛行機の定常的なノイズしか消せないと思ったのですが、使用感としてはしゃべっている音にもある程度効果があります。
そう考えると、世の中の音はミクロには定常的ではなくても長い目では定常的な音がほとんどと考えていいんでしょうね。
以前はBOSEのQuietComfortシリーズしかなかったのですが、SONY等がラインナップを充実させてきて、手が届き安い価格になってきました。
私は新幹線の中で任天堂DSの英語漬けをやるためにアメリカから通販で購入しましたが非常に有効です。ノイズキャンセリングでなければすごく大きくしないと聞き取れない場合でも、小さな音でいいので、周囲への音漏れを気にしたり、聴力への障害の恐れもあまりないのではと思います。(他の機種はわかりませんが)おすすめの機能です。
しかし、購入するときに思ったのはマイクを中に仕込んであって、外部の音を打ち消すという方法では当然リアルタイム処理といえど最低180位相遅れでしかできないので、音声等ではあまりうまく打ち消せないので、新幹線や飛行機の定常的なノイズしか消せないと思ったのですが、使用感としてはしゃべっている音にもある程度効果があります。
そう考えると、世の中の音はミクロには定常的ではなくても長い目では定常的な音がほとんどと考えていいんでしょうね。
騒音計 ― 2007年07月12日 23:38
騒音計について調べてみました。
騒音計はその名の通り騒音を測定するためのものですが、これは正確には難しいことです。
その原因は簡単にいうと人間の耳には周波数特性があり、高い音、低い音は実際より小さく聞こえるということです。
従って同じ音圧の音でも40Hzの音と2KHzの音は全然大きさが違って聞こえます。騒音としてとらえても40Hzはあまり大きな問題にならないということになります。
これを補正するためにC特性、A特性といったものがあります。
これらについて次回また書いてみます
騒音計はその名の通り騒音を測定するためのものですが、これは正確には難しいことです。
その原因は簡単にいうと人間の耳には周波数特性があり、高い音、低い音は実際より小さく聞こえるということです。
従って同じ音圧の音でも40Hzの音と2KHzの音は全然大きさが違って聞こえます。騒音としてとらえても40Hzはあまり大きな問題にならないということになります。
これを補正するためにC特性、A特性といったものがあります。
これらについて次回また書いてみます
騒音計(2) ― 2007年07月15日 23:56
前回書いた騒音計についての続きです
騒音計には一般的にはA特性、C特性が選択できます。
さらに機能が多いとFLATという特性もあります。
A特性は人間の耳の特性に近い周波数特性を持っているため、騒音測定では一般的に用いられ、これがdBであらわされたものが騒音レベルです。
C特性は若干人間の耳で聞き取りづらい周波数のおとも減衰させていない周波数特性で衝撃音等の測定に使われます。
FLATはまさにフラットな特性のため、人間の耳では聞き取りづらい音まで音も含めて音圧を測定します。一般的な騒音の測定では使うことは少ないです。
騒音計の周波数特性はだいたいこれで十分ですが、さらに時定数でFAST、SLOW
が選択できます。こちらはまた次回に書いてみます
騒音計には一般的にはA特性、C特性が選択できます。
さらに機能が多いとFLATという特性もあります。
A特性は人間の耳の特性に近い周波数特性を持っているため、騒音測定では一般的に用いられ、これがdBであらわされたものが騒音レベルです。
C特性は若干人間の耳で聞き取りづらい周波数のおとも減衰させていない周波数特性で衝撃音等の測定に使われます。
FLATはまさにフラットな特性のため、人間の耳では聞き取りづらい音まで音も含めて音圧を測定します。一般的な騒音の測定では使うことは少ないです。
騒音計の周波数特性はだいたいこれで十分ですが、さらに時定数でFAST、SLOW
が選択できます。こちらはまた次回に書いてみます
騒音計(3) ― 2007年07月18日 20:19
騒音計の時定数についてです。SLOW(時定数1sec),FAST(時定数125msec)はJIS C 1505に規定されています。
時定数とは減衰速度を表します。FASTに設定すると立ち上がり、減衰が早くなります。SLOWに設定すると立ち上がり、減衰が遅くなります。
従って、FASTではピークが高くなり、かつ下がるも早いです。SLOWではピークが低くなり、かつさがるのも遅いので高い状態が続きます。
実際のメーターの表示はFASTでは針の動きが左右に早く動きますが、SLOWではゆっくり動きます。
音声等定常ではない場合にはSLOWではあまり大きく動きませんが、FASTでは強い音が出る度に針が振れます。
使い方としては長い時間を平均したピークを知りたい場合にはSLOW、瞬間的なピークを知りたい場合にはFASTを使います。
騒音計のまとめをすると、町中の騒音をはかるような場合にはSLOWでA特性、クラクションの様な瞬間的な音をはかる場合にはFASTでA特性、ホームシアターでできるだけフラットな音が欲しい場合には同じ入力の周波数をCDやPCから出力し、それをアンプ、スピーカーを通してでてくる音を騒音計で測定し、SLOWでFLAT特性で測定して、それが一定になるようにするのがよいです。
時定数とは減衰速度を表します。FASTに設定すると立ち上がり、減衰が早くなります。SLOWに設定すると立ち上がり、減衰が遅くなります。
従って、FASTではピークが高くなり、かつ下がるも早いです。SLOWではピークが低くなり、かつさがるのも遅いので高い状態が続きます。
実際のメーターの表示はFASTでは針の動きが左右に早く動きますが、SLOWではゆっくり動きます。
音声等定常ではない場合にはSLOWではあまり大きく動きませんが、FASTでは強い音が出る度に針が振れます。
使い方としては長い時間を平均したピークを知りたい場合にはSLOW、瞬間的なピークを知りたい場合にはFASTを使います。
騒音計のまとめをすると、町中の騒音をはかるような場合にはSLOWでA特性、クラクションの様な瞬間的な音をはかる場合にはFASTでA特性、ホームシアターでできるだけフラットな音が欲しい場合には同じ入力の周波数をCDやPCから出力し、それをアンプ、スピーカーを通してでてくる音を騒音計で測定し、SLOWでFLAT特性で測定して、それが一定になるようにするのがよいです。
最近のコメント