次バージョン予告:csv ファイルの読み書き2011年04月11日 02:23

次バージョンでは、wav データを csv ファイルで読み書きする機能を追加する予定です。
csv といえば csv ですが、テキストファイルと言った方がいいかもしれません。
ファイルの内容は、以下のような感じになります。

RH1FFT
チャンネル数,サンプリングレート(Hz),精度(bit),サンプル数
2,44100,16,122573
データ(L),データ(R)
-0.147491455078125,-0.147491455078125
-0.1441650390625,-0.1441650390625
...

wav ファイルの読み書きよりも時間がかかるので、メインで使う機能とは考えていません。
あくまで特殊用途向けです。(別フォーマットからのコンバート用など)

[バグ] RH1FFT V3.00 x64 版で -f オプションが正しく動作しない2010年03月03日 04:01

V3.00 の 64bit 版で、-f オプションが正しく動作しないバグがありました。
-f オプションは、現在起動している RH1FFT で新しいファイルを開くための、コマンドラインオプションです。
ライセンス登録しているときのみ使用できます。
http://www.asahi-net.or.jp/~es3t-kbt/fft/function.html

次バージョンで修正しますが、お急ぎの方は従来の 32bit 版を使用してください。
(影響が大きそうなら、バグ修正バージョンを出すかもしれません)

Vista/7 での画面表示2010年02月13日 12:51

どうも Vista/7 では RH1FFT の表示がカクカクすると思っていたら、こんな情報がありました。
 Vistaでは排他の獲得順序が要求順序となることが保証されない
 http://nekojiru.blog.so-net.ne.jp/2007-09-26

単に OS のタイマーの精度の問題かと思っていたのですが、もしかしたら違うかもしれません。
可能性として、描画スレッドが排他オブジェクトをなかなか獲得できずに待たされているというのは、ありえなくはないです。
もし可能であれば、修正してみます。

サポートする Windows バージョン2010年01月25日 00:24

現在の RH1FFT では Windows 98/Me は正式サポート対象外となっていますが、
 http://cessna373.asablo.jp/blog/2009/11/01/4668284
では、今後も一応 98/Me を視野に入れると書きました。

しかしリリースしてから気づいたのですが、RH1FFT V3.00 は 98/Me では動作しません。
上記のようなエラーが表示されて、起動すらしません。

どうやら Visual Studio 2008 でビルドしたものは、98/Me では動作しないようです。
 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb531344.aspx
今さら Visual Studio 2005 に戻すのはつらいので、今後要望が出ない限り、98/Me は完全に対象外とさせていただきます。

こんなことなら x86 も Unicode 版で出せばよかったですね。
次バージョンからは、そうすることにします。

ソースコードの規模 (V3.00)2010年01月25日 00:23

V3.00 のソースコードの規模を調べました。
 V3.00 : ファイル数 369, ステップ数 68,253

今回はこれまでより大きく増えましたが、まあ間も空いてますからね。

ここらで自己満足の意味も込めて、歴代の記録を載せておきます。
 V2.40 : ファイル数 319, ステップ数 60,494
 V2.30 : ファイル数 284, ステップ数 57,288
 V2.21 : ファイル数 275, ステップ数 53,747
 V2.20 : ファイル数 273, ステップ数 53,043
 V2.10 : ファイル数 271, ステップ数 51,673
 V2.00 : ファイル数 264, ステップ数 50,408
 V1.31 : ファイル数 244, ステップ数 45,234
 V1.30 : ファイル数 218, ステップ数 41,838
 V1.21 : ファイル数 197, ステップ数 37,505
 V1.20 : ファイル数 195, ステップ数 37,007
 V1.10 : ファイル数 178, ステップ数 34,014
 V1.00 : ファイル数 172, ステップ数 31,697

RH1FFT V3.10 予告2010年01月25日 00:20

以前からの残項目は、以下のような感じです。
 - ウィザード (録音ボリューム設定など)
 - メタ情報ファイル
 - マクロ、プラグイン
 - 周波数別閾値オーバー警告 (マクロ実行)
 - 複数プロセス同期 (縦軸/横軸設定)
 - 自己相関関数リアルタイム表示
 - ピーク周波数表示 --> 音階表示
 - 録音データ加工でフィルター入力時に周波数グラフにカーソル表示
 - 複数の録音データを比較して平均化、コヒーレンス計算して信頼性算出
 - オクターブ解析、バンド別倍率
 - Wavelet 変換
 - 周波数別歪み表示 (with 相関関数による位置あわせ)
 - 再生と録音を同時に行ってひずみや遅れを計測

他にも以下について検討中です。
 - 24 bit PCM (WAVEFORMATEXTENSIBLE) 対応
 - ソノグラフ 3D 化 (ウォーターフォールグラフ)
 - フォルマント表示 (ケプストラム/LPC解析)
 - WASAPI 対応 (ループバックキャプチャー対応)
 - 外部プログラムの並列 (バックグラウンド) 実行

いずれも、まだ何も目処はついていません。
長い目でみてやってください。

RH1FFT V3.00 リリース2010年01月25日 00:17

RH1FFT V3.00 を公開しました。
公式サイトからダウンロードしてください。
 http://www.asahi-net.or.jp/~es3t-kbt/fft/

主な変更点は以下のとおりです。
 - 解析パラメータを「FFT データ点数」「オーバーラップ率」に変更
 - UI の改善
  - メインダイアログで解析パラメータを設定
  - マウスホイールで表示範囲を変更
  - マウスドラッグでソノグラフの色を変更
 - ソノグラフ描画の高速化
 - Windows Vista/7 での問題の修正
 - マルチモニターでの問題の修正
 - 64 bit 版

Windows XP でループバック録音を可能にするソフト2010年01月20日 05:09

ループバック録音というのは、PC で出力中の音を録音することです。
 http://cessna373.asablo.jp/blog/2009/12/09/4747684
こんなページもあって、やはり困っている人は多いようです。
 http://www.atamanikita.com/stereo-mix/

これをソフトウェア的に解決するものとして、以前 Virtual Audio Cable というものを紹介しましたが、他にも以下のようなソフトがありました。
 TiVSound
 http://homepage2.nifty.com/t_ishii/vs/index.html
Virtual Audio Cable はちょっと使い物になりませんでしたが、こちらはよさそうな感じです。
手元の環境ではちょっと音飛びがしますが、設定でなんとかなるかもしれません。
困っている方は、試してみる価値があるのではないでしょうか。

24 bit PCM2010年01月20日 05:07

現在 RH1FFT では、8/16 bit PCM, 32/64 bit Float 形式にしか対応していません。
ちょっと時代に乗り遅れていましたが、どうやら 24 bit PCM 形式が出回っている模様です。
ただ、それなりに柔軟に対応できるようには作っているのですが、24 bit PCM に対応するのはかなり大変な作業になります。
実際に要望が出るまでは保留しようと思うので、要望があればお知らせください。

音声解析ソフトウェア2010年01月09日 02:59

使っていないので使い勝手などは分かりませんが。
もしかしたら有名かもしれません。フリーです。
検索すると日本語解説ページもあるようです。

Praat
 http://www.fon.hum.uva.nl/praat/