サンプリング定理2006年08月19日 19:38

アナログ信号をデジタル化する(A/D変換)際に重要になるのが、サンプリング周波数fs(サンプリング周期の逆数)の半分以上の周波数は正しく再現されないというのがサンプリング定理。
図に描いてみるとわかりやすい。
これによると、1000Hzの音を録音したい場合には2000Hz以上でサンプリングする必要がある。これはFFT解析でも同様でサンプリング周波数の半分以下のみが周波数領域に解析される。ただし、原理的には1/2倍までできるが、一般的なFFTアナライザ等は1/2.56倍以下を表示することになっている。これは解析の誤差を避けるためのようである。RH1FFTではこれを採用せず1/2倍までを表示するので、もしも誤差にシビアな場合にはサンプリング周波数は、対象周波数よりも余裕を持つ必要がある。
音声の場合44.1KHzでサンプリングするのが一般的であるが、人間の可聴域が20Hz~20KHzであり十分との判断がされている。
ただし、安価なマイクやスピーカーでは20KHz付近では既に対応できないため、十分な配慮が必要

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